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スパルタスロン2016|245kmの超過酷なレースの参加資格とは?費用は?

   

42.195kmを走る過酷なフルマラソン。オリンピックでも非常に人気の高い種目で、その厳しいレース内容から毎回私たちに感動を与えてくれます。しかし、その過酷さをはるかに上回るウルトラマラソンというレースがあることをご存知でしょうか。100kmや200kmという、まさに桁外れの距離を走破するレースが世界中で開催されているのです。

%e3%82%b9%e3%83%91%e3%83%ab%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%ad%e3%83%b3_003出典 http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/

今回はそのウルトラマラソンの中でも非常に過酷であることで知られているスパルタスロンについてご紹介します。245kmというとてつもない距離を走る超過酷なレースについて、2016年度の参加資格や費用なども含めてその魅力をお伝えしていきたいと思います。

 

スパルタスロンとは?

1983年から開催されている約245kmの超長距離マラソンのことです。スタート地点のアテネからゴールのスパルタまでは数々の難所があり、例年の完走率は30~40%程度。気温は夜間~日中で温度差が大きく5~30℃、コースのアップダウンも激しく体力的に厳しい後半に高度1000m超の山越えが複数あるなど、とてつもなく過酷な環境下で争われる超人専用のウルトラマラソンです。

日本で有名になったのは間寛平さんが参加してからでしょう。彼はこれまでに3度も完走しており、超人の仲間入りを果たしています。

 

2016年の日程

2016年は9/30(金)~10/1(土)の日程で開催されます。

 

場所

ギリシャ共和国で開催されます。

 

制限時間

レース全体の制限時間は36時間です。ただし、コース途中に6か所のセントラルステーションと75か所のチェックポイントがあり、これらに設定された制限時間を越えてもリタイアとなります。

 

参加資格と費用

参加資格

スパルタスロンは非常に過酷なレースであるがゆえに誰でも参加できるわけではありません。直近2年間に、国際レースとして認定されているウルトラマラソンで、スパルタスロンが定めている規定時間内に完走した経験のある人だけに参加資格が与えられます。

例えば、「100kmレースで男性なら10時間以内、女性なら10時間30分以内に完走したことがある人」「24時間レースで、男性なら180㎞、女性なら170kmを記録したことがある人」などの資格が必要です。

はっきり言って普通の人であれば到底実現不可能な数字です。日ごろからしっかり鍛錬を積んでいるランナーでなければ参加することも難しいと言えるでしょう。そして、忘れてはならないのが、このような厳しい参加資格を持ったランナーでさえも完走率が30~40%程度なのがスパルタスロンなのです。

いかに過酷なレースであるかが、お分かりいただけるでしょう。

 

参加費用

エントリーフィーは520ユーロです。日本円にすると、およそ59,000円(1ユーロ113円換算)となります。少し高いと感じられるかもしれませんが、この中には大会参加費だけでなく、滞在中の宿泊費や食費なども含まれていますので無難なところかと思います。

ちなみに、日本人は参加人数が多く宿は国ごとに割り振られることもあり、周りは日本人だらけになるようです。仮に初参加であったとして、周りの人に聞けば親切に教えてくれますので何も心配はいらないでしょう。

スパルタスロンのコースと特徴

%e3%82%b9%e3%83%91%e3%83%ab%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%ad%e3%83%b3_001出典 http://therun.jp/2039

スパルタスロンはアテネ~スパルタまでの245.3kmを36時間以内に走破しなければなりません。そして、コース途中の75か所のチェックポイントと6か所のセントラルステーション全てにも制限時間が設けられており、これらも突破していかなければなりません。

前半はエーゲ海沿いの緩やかなコースですが、勝負所は後半の150km地点以降でしょう。標高1100mのサンガスの山頂にたどり着くことは至難の業と言われており、その強烈な勾配と標高差に舗装されていないトレイル道、ジグザグに曲がりくねった足場の悪い道と悪条件下での戦いを求められます。ここで毎年多くの脱落者が出ると言われています。

コース自体の過酷さもさることながら、暑さも非常に厳しいです。暑さ対策ができていないランナーは、どんな強豪でもあっさりリタイアに追い込まれます。日本とは違って乾燥したカラッとした暑さのため、汗が非常に蒸発しやすくこまめな塩分の補給も必要です。

距離、勾配、暑さ全てに万全の対策と備えをしたランナーだけが完走を許される厳しい戦いなのです。

 

スパルタスロンの主な完走者

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出典 http://therun.jp/2039

スパルタスロンのベスト記録保持者はギリシャのYiannis Kourosで、20時間25分00秒をたたき出しています。彼は計4回の優勝経験があるのですが、恐ろしいことにそのタイム全てが誰にも破られておらず歴代1位~4位までの記録を独占しているのです。

このランナーは、他のウルトラマラソンでも数々の記録を保持しているスーパーランナーでちょっと別格の人物と言えるかもしれません。

しかし、日本人も負けていません。日本はスパルタスロンの完走率が非常に高いことでも有名で、先述しましたが間寛平さんは3度の完走経験があります。そして、日本人は世界的にもこのレースの強豪国であり、過去に優勝者を3度輩出しているのです。2000年に大滝氏、2002年と2009年に関谷氏が優勝されています。女子の日本人優勝も8回あり、日本がウルトラマラソンでも非常に強いことが世界に知れ渡っています。

 

まとめ

ここまで、スパルタスロンについてご紹介してきました。

いかに過酷な条件下でレースをしているのかがお分かりいただけたのではないでしょうか。また、ここでも日本人が目覚ましい活躍をされているのを知って驚かれたのではないでしょうか。

鬼のように厳しいレースですが、今年も日本人の活躍を願ってレースを見守りましょう。もちろん、腕(脚?)に覚えのある人は来年以降チャレンジしてみてくださいね。

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