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トランプ大統領就任による日本への影響とメリットを考察|戦争のリスクは?

   

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ドナルド・トランプ氏がいよいよアメリカ合衆国第45代大統領に就任しようとしています。過激な言動で選挙期間中から終始注目を集めてきたトランプ氏。極端なアメリカ第一主義を唱え、関係各国から今後の世界秩序を不安視されています。「在日米軍撤退」や「日米貿易不均衡」など、日本への批判的な言動もクローズアップされ今後の日米関係を心配する声も上がっています。

選挙戦終了後もトヨタを名指しで批判するなど、トランプ節は健在なわけですが就任後もトーンダウンすることなく日本は圧力をかけ続けられるのでしょうか。

この記事では、トランプ大統領が就任することによる日本への影響やメリット・デメリットについてご紹介します。今後の日米関係が気になる人は是非参考にしてみてください。

 

ドナルド・トランプ大統領誕生の意味

トランプ大統領政策の基本方針は「アメリカ・ファースト」です。何をおいてもアメリカの利益を優先するという考え方です。これまで自由と民主主義の名のもとに世界秩序を維持してきた超大国アメリカが、自国の利益だけを考えて動く時代がやってきます。第2次大戦後70年間守られてきた世界が大きく変わる可能性を秘めた出来事、それがドナルド・トランプ大統領就任だと言えるでしょう。

 

覇権主義の復活

トランプ大統領就任後も「アメリカ・ファースト」が軸になることは間違いないため、これがどこまで実現されることになるのかが世界の命運を左右すると言っても過言ではありません。

恐ろしいのは、「ロシアのクリミア併合」「中国の南シナ海進駐」などがアメリカの国益とは関係ないとの観点から不介入の立場を示されてしまうことです。これは歴代のアメリカ政権やヨーロッパ、日本が否定し続けてきた「力による現状変更」を許容することになってしまいます。つまり、強権大国が再び覇権主義を唱える危険な世界情勢へと逆戻りしてしまうことを意味するのです。

 

世界各国に極右政権の誕生

さらに、この自国第一主義が世界各国に波及する恐れもあります。これは、イギリスのEU離脱やヨーロッパ各国の極右政党台頭などの現象を見れば既に現実味を帯びているとも言えます。2017年度にはヨーロッパで重要な選挙が数多く控えており、これらで極右政権が続々と誕生することになればヨーロッパでも自国第一主義が声高に叫ばれることになるでしょう。この流れが世界中に広がれば、全ての国が自国のことしか考えない世界秩序が形成されてしまいます。

このように行き過ぎた自国第一主義がもたらすものが、国家間の戦争です。人類はこれまでこの歴史を長きにわたり繰り返してきました。それが再び私たちが生きるこの現代社会で起こるかも知れないのです。この最悪の事態を避けるため、極端な「アメリカ・ファースト」を各同盟国が適切にコントロールすることを考えていく必要があるでしょう。

 

 

日本への影響

トランプ大統領_日本メリット_002

トランプ大統領の政策は世界的な影響度が非常に大きいですが、日本への個別レベルでのインパクトも絶大なものがあります。トランプ大統領の発言から、日本への影響度を見ていきましょう。

 

日米安全保障

戦後の日本秩序において欠かせないもの、それが日米安全保障です。アメリカの強大な軍事力のもとに、日本の安全は戦後絶えることなく守られてきました。これを揺るがす可能性のあるのがトランプ大統領の発言で、彼は日米同盟の不公平さをしきりに口にしています。駐留費を増額しなければ撤退する可能性すら示唆しています。

トランプ氏はアメリカが日本を一方的に守るのはフェアではないと発言しており「日本のタダ乗り」を批判しています。ここにアメリカのメリットがないと判断されるのであれば関係見直しを迫られる可能性もあるでしょう。日本の核保有容認とも取れる発言もありますし、自分の身は自分で守れとのメッセージとも受け取れます。

在日米軍が撤退したとすれば、日本が真っ先に対峙しなければならないのは中国軍です。最悪の場合は戦争に発展するリスクすらも抱えているのです。

さすがに撤退はあり得ないとは思いますが、最悪の事態も想定した対応が日本にも求められるのかも知れません。

 

 

 

貿易・経済について

日本との貿易不均衡に強い不満を抱えており、高関税をかけて自国の産業を守る旨の発言をしています。貿易赤字削減をアメリカ経済成長の主要目標の一つに掲げていることから、名指しで批判している日本にも対応を求める可能性が高いです。

貿易赤字削減にあまりにもこだわれば、日米で深刻な貿易摩擦が発生し日本の輸出企業が大ダメージを被る可能性があります。そうなると日本経済は冷え込み、再び不景気が訪れるかもしれません。

また、日米が主体となって進めてきたTPPから撤退することを明言しており、アメリカがリードしてきた自由貿易主義からも距離を置く姿勢を鮮明にしていることから世界経済が混乱する可能性すらあります。極端な保護貿易主義は、逆にアメリカの利益を損なうリスクを秘めていることも理解していただきたいものです。

 

 

日本へのメリット

ここまでマイナスな内容ばかりが目立ちますが、日本へのメリットはあるのでしょうか。

 

日本人の精神性が変化すること

これはどういうことかと言いますと、これまで日米同盟は当たり前で日本は当然のようにアメリカに守ってもらってきました。しかし、今回のトランプ大統領の発言によって、日本はあらためて国防の意識を持つ必要性に迫られたと言えます。

これまで平和が当たり前、守られて当たり前だった日本人の精神性が変わるきっかけとなったという意味で、日本にとってはメリットがあったと言えるでしょう。

第2次世界大戦終結から当然のものだった戦後秩序について、あらためてよく考える良い契機になったのではないでしょうか。

 

中国への強硬姿勢

中国へはかなりの強硬姿勢を鮮明に打ち出しています。歴代のアメリカ政権が認めてきた「一つの中国政策」に対してすらこだわらない発言をしていますし、台湾の現総統蔡英文氏との電話会談にも応じています。中国への強気な姿勢は日本にとってもメリットになる可能性が大きいです。

日米同盟の重要性や在日米軍の重要性を再認識させることにもなりますし、尖閣諸島などの日本が抱える領土問題で強い協力が得られることにも繋がるでしょう。

 

 

日米露3か国連携

トランプ大統領はロシアとの関係改善に非常に積極的であり、米露関係が雪解けに向かう可能性があることも日本にとってはプラスに働く見込みがあります。ロシアとの友好関係は日本も模索している最中ですし、この米露関係に乗っかりうまくいけば日米露で緊密な関係を築けるかもしれません。

この関係性が実現すれば、北方領土問題の解決や対中関係においても強く出れることも考えられますし、日本にとってはかなり大きなメリットになります。東アジア情勢に大きな変化が訪れる展望も見えてきますね。

 

 

日本自民党と米共和党との歴代関係

あと、自民党はアメリカの歴代共和党とは良好な関係を築いていますので、日米関係も結局は良好な関係を築けるのかも知れません。さらに安倍首相とトランプ大統領はウマが合いそうですし、実はオバマ政権時代よりも強固な関係になる可能性も十分にあり得ます。

日米関係の冷え込みは、双方にとって何のメリットもないわけですからそうあって欲しいものです。

 

まとめ

ここまで、トランプ大統領が就任することによる日本への影響やメリット・デメリットについてご紹介してきました。

不動産王ドナルド・トランプの政策|何をしようとしているのか?

トランプ大統領の就任が世界中にいかに大きなインパクトを与えているかがお分かりいただけたことでしょう。また、日本にも大きな影響を及ぼしつつあることもご理解いただけたことと思います。

世界が最悪な方向に向けて動き出さないように、日本は同盟国としてアメリカのコントロールをする責任もあります。日米双方がメリットを得られるような良好な関係が築けるよう、安倍首相の手腕に期待しましょう。

 

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