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レプトスピラ病の感染経路|ウインブルドンで出場選手に毒?

   

2016年度のウィンブルドン選手権で、出場していたガブリエラ・テイラー選手が毒を盛られた可能性があるとということで俄かに騒ぎになっています。現在は警察が捜査をしている段階とのことです。本当に毒が盛られたということなら恐ろしいことですね。

レプトスピラ病感染経路__001出典 http://www.nsks.com/

この女子選手が発症したのはレプトスピラ病と言う病気です。ちょっと聞きなれない病名だと思いますが、非常にまれな細菌感染症で重症の場合の死亡率は最大で50%にも達します。今回はこのレプトスピラ病について、感染経路や治療方法などくわしくご紹介していきたいと思います。

 

レプトスピラ病とは?

レプトスピラ病感染経路__002出典 http://www.nyktakamatsu.com/

この病気は古くから別名秋疫(あきやみ)として知られ、主に家畜動物などを媒介として発症する細菌感染症です。人から人へうつることはほとんどないとされています。東南アジアでは年間数千人規模の感染が見られますが、先進国では疫学の進歩からほとんど報告されなくなってきているようです。近年の日本では畜産関係者を中心に、年間数件程度の報告がある程度です。

 

症状

人間の場合、軽症なら風邪と同じような症状で回復することが多いのですが、重症になると黄疸や内臓障害のような症状、全身からの出血状態に陥るなど死亡率は5~50%とされています。

動物の場合も似た症状を発症しますが、取り分け犬の場合は2~4日程度で死亡するケースもあり細心の注意が必要でしょう。

 

治療方法

多くは抗生物質の投薬が行われます。早期の場合はこれでほぼ完治しますが、重症の場合は別途対処が必要になります。腎不全や肝臓障害などを発症することもありますので、これらには適切な治療が必要になってきます。

 

感染経路は犬?

感染経路は主に動物で、多いのは豚や牛などの畜産系の動物やネズミなどで、それらの糞尿などによって汚染された土壌への接触によっても感染します。このようなことから、畜産関係者からの報告が多い一方で、最近では水辺のレジャー従事者による報告も上がってきているようです。

犬も感染経路としてはよく知られていて、アメリカでは感染している人間のおよそ30%が犬との接触によるものと言われています。感染中の過度な接触や排泄物には特に注意しなければなりません。重症の場合の症状は出血班や黄疸など比較的分かりやすいので、まずは治療を施し極力隔離するようにした方が良いでしょう。いずれにしても、重症のまま放置すれば死に至る可能性は高いですので、しっかり対処するようにしましょう。

 

レプトスピラにワクチンはあるの?

レプトスピラ病感染経路__004出典 http://www.cpvma.com/

日本では、ワイル病秋疫混合ワクチンと呼ばれる対血清型のワクチンがあります。現在の血清型は確認されているだけでも250以上存在しますが、このワクチンはその中の5つにしか対応していないため、ここに含まれていない血清型への予防効果は分からないというのが本当のところです。

とは言え一定の効果は実証されていますので、畜産関係者や水辺のレジャー従事者はもちろんですが、犬を飼っている方も予防接種はしておいた方が良いかも知れませんね。特に、犬がよくネズミのいる地域に出かけたり、水辺を散歩させる機会が多いと言う方は一層の注意を払うことをオススメします。

 

まとめ

ここまで、レストスピラ病についてご紹介してきました。

畜産関係者には有名な病気ですが、一般にはあまり知られていない病気です。特に犬を飼っている方はこの機会に、犬の症状を注意深く確認しておくのが望ましいでしょう。必要なら予防接種をされるのも良いかも知れません。

身近にもまだまだ怖い病気は潜んでいますので、動物を飼っている方は細心の注意を払いましょう。

 

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