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悪態祭り in 2016|愛宕神社境内裏で飛び交う罵声

   

%e6%82%aa%e6%85%8b%e7%a5%ad%e3%82%8a_003出典 http://inakiti.exblog.jp/

日本には実に多くのお祭りがありますが、中には非常に変わった趣向のお祭りもあります。茨城県笠間市で毎年12月に開かれている「悪態祭り」もその一つで、名前の通りひたすら悪態をつきまくるというお祭りです。

このお祭りでは、天狗姿に扮した氏子に「バカヤロー」などと大声で罵倒し、その後供え物を奪い合うという壮絶な光景をみることができ、とても珍しいお祭りの一つと言えるでしょう。

この記事では「悪態祭り」の見どころや日程などをご紹介しています。変わったお祭りに興味がある人、ストレスを発散したい人は是非参考にしてみてください。

 

悪態祭りとは

%e6%82%aa%e6%85%8b%e7%a5%ad%e3%82%8a_002出典 http://blogs.c.yimg.jp/

茨城県笠間市の愛宕神社周辺で催されている「日本三大奇祭」の一つ。天狗の装いをした13人の氏子たちに、参拝客がひたすら罵声を浴びせ倒すという風変わりなお祭りです。

神主と天狗のご一行は愛宕山のふもとから出発して、愛宕神社裏の「飯綱神社」を目指します。天狗に扮している人はかなりご年配のようですが、沿道から飛んでくる罵声は容赦ありません。とても気の毒に見えますが、罵声を浴びせてご利益を得るお祭りなので遠慮は無用なのです。

先導している主催者側の人も、罵声をもっと浴びせるよう拡声器であおっていますので、悪態をつかなければこのお祭りに参加したことにはならないと言うことでしょう。ちなみに、天狗は「無言の行」をしているため、何を言われようがダンマリです。

途中16か所のほこらによってお供え物をするのですが、奉納直後にこのお供え物を参拝客で奪い合うことも悪態祭りの特徴です。お供え物をGETした人は幸せになれるということもあって、ほこらには多くの人が待ち構えています。そして、奉納が終わった瞬間から壮絶な奪い合いが始まります。老若男女がもみくちゃになってお供え物を取り合うさまは、日本中でもここでしか見られないかもしれませんね。

 

2016年の日程

毎年、旧暦の11月14日に開かれています。2016年度は 12月18日 の日曜日に催されます。例年は真夜中の開催でしたが、近年になって昼間の開催となりました。白昼堂々、他人に大声で悪口を言うのはなかなかに勇気がいりますが、日常ではまずないことですのでチャレンジしてみてはいかがでしょう。

【12月18日(日) 13:30~17:00】

 

場所

茨城県笠間市愛宕神社裏の 飯綱神社 とその周辺で開催されています。お供え物を奪いたい人は16か所のほこらで待ち構えましょう。

【〒319-0209 茨城県笠間市泉102 飯綱神社】

 

悪態祭りの由来

悪態祭りの由来は江戸時代中期にさかのぼります。領民たちに鬱憤を晴らしてもらうために、藩の役人が年貢などの不満を聞くところから始まったと言われています。そして、この日だけはどんな悪口を言っても許すお祭りを領主が考案し、現在の悪態をつきまくるお祭りへと発展していったようです。

どの時代にもストレスや苦労はあり、そのストレス発散の場としていろんな工夫がされていたのでしょうね。

 

悪態祭りの見どころ

見どころは大きく2つあります。1つ目は飯綱神社に向かっている行進中の天狗に、沿道のあちこちから罵声が飛び交うところです。真昼間から大声で悪口を言いまくることはまずないでしょうし、それを全員が全員言うのですから中々に異様な光景です。ただ、悪態はついていますがどこか楽しげで愉快な雰囲気なのが、お祭りだと感じさせられる瞬間と言えるかもしれません。

2つ目はお供え物の奪い合いです。飯綱神社に到着する途中の16か所のほこらにそれぞれお供え物をするのですが、これを奪い合うバトルが見られます。天狗と一緒に行進すれば、繰り広げられる計16回の壮絶な戦いを鑑賞することができるでしょう。

ちなみに、どうしてもお供え物を取りたい人はかなり早くからほこらに陣取る必要があります。ほこらによっては場所取りから激しい争いがありますので、強い気持ちで臨みましょう。ご利益にあずかれるとあって、競争率は非常に高いです。

最後に、飯綱神社では天狗たちから餅が投げられます。そして、締めくくりとして全員で「大バカヤロー」の大合唱をしてお祭りは終了となります。恐らく、こんなに清々しいバカヤローが聞けるのはこのお祭りだけではないでしょうか。

 

お祭り中に言ってはいけないこと

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出典 http://news.mynavi.jp/

悪態をつくお祭りではありますが、考案者の領主が取り決めたルールが一つだけあります。それは名指しで悪口を言わないことです。それを言ってしまうとあちこちでケンカが起こって、収拾がつかなくなるからでしょう。

このルールだけ守って、楽しく(?)悪態をつくようにしましょう。

 

まとめ

ここまで、悪態祭りについてご紹介してきました。

お祭りの種類は数あれど、悪口を言いまくるというかなり変わったお祭りに驚かれた人も多いかもしれませんね。もともと領民の不満を和らげるために始まった祭りですので、日頃のストレスを発散するにはうってつけのお祭りと言えるでしょう。

大声を出したい人、ストレスを吐き出したい人は是非参加されることをおすすめします。

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