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エンジン出火で大騒ぎの大韓航空機|過去のトラブルや大事件まとめ

   

羽田空港で大韓航空機のエンジンから出火し、大騒ぎになっていますね。とりあえず、火は消し止められて大事にはならなかったようです。何かとお騒がせすることが多い大韓航空なわけですが、過去にも数々の大事件を起こしています。

大韓航空樹_トラブル_事件_001出典 http://blogs.yahoo.co.jp/

今回はそんな事件の中から、特に大きなものを3つご紹介します。

 

大韓航空機爆破事件

大韓航空樹_トラブル_事件_002出典 http://www.wowkorea.jp/

1987年11月29日にボーイング707大韓航空機が空中で爆破されたテロ事件。乗員乗客115人全員が死亡した、当時国際社会に衝撃を与えた大事件です。実行したのは北朝鮮の工作員男女2名で、国家による民間機へのテロ行為として世界中が騒然となりました。

実行犯は逃亡中、日本大使館員やバーレーン警察から捕まる中で服毒自殺を図り、男性の金勝一(キム・スンイル)は死亡。毒を服用中に制止された女性の方は死にきれず、その場に倒れました。この女性があの有名な金賢姫(キム・ヒョンヒ)です。当時25歳。

韓国で取り調べを受けていた金賢姫は当初、北朝鮮人であることを認めませんでした。しかし、数々の矛盾を指摘され最終的には自分が北朝鮮の工作員であることを認めるに至りました。

その供述の中で、大韓航空機爆破は金正日の指令によるもので、目的はソウルオリンピック開催の妨害であることが明らかになりました。

ただ、これらには韓国のでっち上げであるとする数々の陰謀説・捏造説があり、謎が多く残されたままです。金正日もこの世を去った今、真相は闇の中と言ったところです。

 

 

大韓航空機銃撃事件(ムルマンスク事件)

大韓航空樹_トラブル_事件_003出典 http://ameblo.jp/airnews/

1978年4月20日、謝ってソ連の領空侵犯をした大韓航空機がソ連防空軍機の空対空ミサイル攻撃を受けた事件です。攻撃を受け不時着に成功しましたが、乗客のうち15人が死傷しました。その内、日本人1人が死亡しています。

この事件は事故機が不時着した地名を取って、ムルマンスク事件とも呼ばれています。

 

◇原因

なぜ、ソ連領空内に侵入してしまったのか?

原因は、大気が不安定なことによる地上との交信トラブル、コンパスの故障、航空士の針路指示ミスが挙げられています。結果、グリーンランド付近で航路を外れソ連領空へ侵入してしまいました。

機器トラブルだけならまだしも、ヒューマンエラーも惨事の一因となっています。また、後に分かったことですが、韓国乗務員の飲酒疑惑も取り沙汰されており乗務員の職務怠慢説が現在の有力な原因となっています。

 

大韓航空機撃墜事件

大韓航空樹_トラブル_事件_004出典 http://d.hatena.ne.jp/

1983年9月1日に再びソ連の領空侵犯をした大韓航空機ボーイング747が、ソ連の戦闘機より撃墜された事件のことです。乗員乗客合わせて269人全員が死亡した、民間航空機至上最悪の事件の一つです。

 

◇経緯

ボーイング747は、アメリカ合衆国のジョン・F・ケネディ国際空港を出発。経由地の同国テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港に到着しました。

しかし、経由地を離陸後、なぜか航路を大きくそれてしまったボーイング747はソ連領空内に侵入します。

その後ソ連軍の警告射撃もありましたが、気付くことなくSu-15TMが発したミサイルが尾翼に命中。パイロットは必死に上昇下降を繰り返しますが、態勢を維持できず海上に墜落します。この時、機首は大きく下に傾いておりそのまま高速で落下したものとみられています。

高速のまま海上に落下した機体は爆発炎上し、乗員乗客269名は帰らぬ人となりました。

 

◇原因

機体に搭載されていたブラックボックスや主要な残骸はほとんどがソ連に回収され、長らく領空侵犯の原因は分かっていませんでした。しかし、冷戦終結後にブラックボックスが開示され真相が徐々に判明することとなりました。

主に言われている原因として、慣性航法装置の入力ミス、慣性航法装置の起動ミス、慣性航法装置の切り替えミスなどが挙げられています。しかし、証言可能な者が生存していないため真相は分かっていません。

しかし、ボイスレコーダーの記録には機長、副操縦士、機関士があくびを繰り返すのが残っているため、疲労によるヒューマンエラーに起因することが有力であると考えられています。

民間機を簡単に撃墜したソ連は非人道的であると言わざるを得ません。一方で、大韓航空側はヒューマンエラーを発生させるに至った勤務体制や職務態度なども見直す契機となったことでしょう。

 

まとめ

大韓航空機の過去の大事件を3つご紹介しました。

機器トラブルやヒューマンエラーが目立つ大韓航空機ですが、大切な乗客の命を預かっている認識をあらためて強めて頂きたいですね。今回のエンジン出火も事故にならずに済んだのは結果論です。これが空中で起きていたらどうなったかは想像するだけで恐ろしいことです。

今一度、気を引き締めてもらいたいものです。

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