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オバマ大統領が演説した広島平和記念公園|意外な由来と重要な役割

      2016/12/07

オバマ大統領が、本日2016年5月27日に広島訪問を果たしました。場所は広島平和記念公園。毎年、原爆投下された8月6日に平和記念式典が催される場所です。

オバマ大統領はここで献花と演説、さらには被爆者の方々と対話をされ、非常に感動的な胸の熱くなるシーンを見ることができました。この歴史的な瞬間を世界中が見守りました。

広島平和記念公園_役割と由来_001出典 http://heiwapark.sakura.ne.jp/

さて、この重要な舞台となった広島平和記念公園ですが、どのような役割を持っているかご存知でしょうか。また、歴史的な由来はご存知でしょうか。今回は何となく知っているようで知らないこれらの情報をお伝えしますね。

オバマ大統領の広島訪問|歴史的背景とアメリカの思惑

 

 

広島平和記念公園の由来

1945年8月6日アメリカのB29によって投下された原子爆弾によって、広島市は一瞬のうちに灰と化しました。現在の記念公園がある中島町は爆心地に近く、幕末より市内有数の繁華街としの賑わいを誇っていた町は跡形もなく消え去りました。

その後1946年11月1日に中島町の一部が都市計画公園として指定され、中島公園の建設がスタートするのです。

1949年8月6日には 広島平和記念都市建設法 が制定され、世界中に人類の平和を願い訴えること、過去の過ちを繰り返さないことが目的として掲げられました。

中島公園は爆心地に近かったこともあり、同法に基づいて世界へ向けての平和発信を担う公園となりました。

そして、1954年4月1日に完成。原爆投下から8年以上の歳月を費やし、灰となったかつての中島町は平和の象徴として生まれ変わることになったのです。

広島平和記念公園がもともと公園だったと考えている人も少なくありませんが、もとは大勢の人々で賑わっていた繁華街であったということを私たちは認識しておかねばなりませんね。

 

広島平和記念公園の役割

多くの人々の犠牲と苦しみの上に成り立った広島平和記念公園には果たすべき大きな役割があります。

核と戦争のない未来を世界へ向けて発信し続けるということです。そのための行事や施設が数多くあります。ここでは、最も象徴的なものを2つご紹介します。

 

◇広島平和記念式典

毎年、8月6日に原爆死没者の遺族や被爆者など多数の市民参加の中で執り行われています。広島市に原子爆弾が投下された午前8時15分には黙とうがささげられます。

そして、広島市長より平和宣言が出されます。そこには核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現が込められていて、世界各国に向けて送られているのです。

1947年より実施され約70年にわたり発信し続けられている平和宣言。今なお核兵器が廃絶される気配はなく世界中で紛争は収まっていません。少しでもこの平和への願いに耳を傾けてほしいと願うばかりです。

 

 

◇広島平和記念資料館

広島平和記念公園_役割と由来_002出典 http://www45.tok2.com/

原爆投下時の惨状を世に伝えるための貴重な資料館です。

焼きただれた全身の皮膚を引きずりながら歩く 被爆者の等身大ジオラマ 、熱線で焼け付いた 黒焦げの弁当箱 、熱線で影だけが残ったと言われる 人影の石 、などが有名ですね。ここには数多くの趙名人が訪れメッセージを残しており、あまりの惨状にショックを受ける方も少なくありません。

また、外国人にとって非常に評価の高い観光施設であり、2013年には「外国人に人気の日本の観光スポット」で第1位に選ばれています。「日本における必見の場所」でも1位となることが多く、とりわけアメリカ人にはその傾向が強いようです。

とにもかくにも原爆の惨さがどれ程のものかを、地球上で最も体感できる場所です。日本人の方々も、生涯に一度は訪れなければならない場所と言えるでしょう。

 

まとめ

広島平和記念公園の由来と役割についてご紹介しました。

核兵器と戦争のない世界の実現。これが容易でないことは誰しも理解していることでしょう。しかし、世界各国のリーダーにはおよそ70年にわたって発信し続けられている平和宣言、原爆で亡くなった方々や今もなお被爆で苦しんでおられる方々の声に耳を傾け平和への歩みを進めて頂きたいものです。

今回のオバマ大統領の広島訪問がその契機になることを切望します。

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