日本史上初のマイナス金利!今後の見通しとオススメの資産運用
2016/06/07
マイナス金利の導入は、私たちにとって良いことなのでしょうか?
なぜ導入されたのか、そして何が期待されているのかを紹介します。
またマイナス金利を活用するためには、貯金をしていてはもったいないです。ローンを組んだり、消費を増やしたり、株式投資を始めてみるのもオススメです。
マイナス金利の成果を左右するのは、私たち国民なのです。
マイナス金利の背景と期待される効果
出典 http://blogos.com/article/161236/
◇背景
2月16日についに日本でもマイナス金利が導入されました。ヨーロッパではすでに導入されている国はありますが、日本では初めての事です。
導入された背景としては、日本経済が低迷していることにあります。それを解決するために金利をマイナスにして、景気が良くなることが期待されています。
そもそも日本経済が低迷しているのは「企業が投資を控えているから」です。企業は事業を拡大させるために、まずは設備投資を行わなければなりません。
しかしそのためにはお金が必要で、一般的には銀行から借ります。
今までもゼロ金利政策で、企業がお金を借りやすいように対策はされていたのですが。それでも経済の見通しが立たないので、ついに日本銀行はマイナス金利に踏み切ったのです。
♢今後の見通し
出典 http://promotionalads.yahoo.co.jp
そして今後、マイナス金利が導入されることでどのような影響が出てくるのでしょう。
(1) 銀行
今回のマイナス金利で大きなデメリットを受けるのが銀行です。なぜなら日本銀行に預けているお金が、金利がマイナスなので目減りしてしまうからです。そこで銀行は、日本銀行への預金額を減らして、企業や家計にお金を貸し出すようなります。
実はこれがマイナス金利の狙いなので、お金を流通させて景気回復を目指しています。
(2) 企業
先ほども説明しましたが、企業は銀行からお金を借りやすくなり投資に使われます。もし事業を拡大するのであれば、労働者も新たに雇わなければなりませんね。
そうすると失業率の減少にもつながります。
(3) 家計
私たちも企業と同じで、お金が借りやすくなります。家を建てたり、子どもを大学に進学させたりと、人生には避けては通れない大きな買い物があります。
それらを実現させるための住宅ローンや教育ローンが組みやすくなるのです。
マイナス金利の際のオススメ資産運用
出典 http://ma-bank.net/
マイナス金利はお金を流通させることで、景気を回復させることを期待しています。なので今までのように消費を控えたり、お金を銀行に預けたままではマイナス金利の効果はありません。かといって無駄遣いするのは、将来のために良くありませんよね。
そこでマイナス金利をきっかけ「株式投資」を初めてみてはいかかでしょう。
ゼロ金利政策でも実感されているとは思いますが、銀行にお金を預けていても、そこでもらえる金利はほんのわずかです。なのでこの先、預金で資産を殖やすことは期待できません。
一足先にマイナス金利を導入したヨーロッパの例でも、導入後にはリスクの高い金融商品に注目が集まっています。
現在、日本の株価は低迷気味なので。割安感の大きいこのタイミングは、株を始めるには絶好のチャンスですよ。
まとめ
日本で初めて導入されたマイナス金利ですが、そのデメリットを指摘する専門家も多くいます。果たして本当に景気が良くなるのか、その答えは未知数なのです。
しかしマイナス金利の成果を左右するのは、実は私たち国民であることを忘れてはいけません。
消費や投資を積極的に促すために導入されたマイナス金利。これをきっかけに日本の将来について考えてみてはいかかですか?