ビジネスメールは、年齢や関係性の違いなどからどのような文体にするか悩むことも多々あるかと思います。取り分け、季節ごとに時候の挨拶のようなものがあり、どのような表現にするか判断が難しいシーンもあることでしょう。
今回は季節ごとに使われる結び(締め)の言葉をご紹介します。少し気の利いた文言で相手に好印象を持ってもらうために、是非参考にしてみてくださいね。
ビジネスメール結び(締め)の言葉|春
出典 http://gathery.recruit-lifestyle.co.jp/
春の陽気で前向きな気持ちを季節感とともにお伝えします。また、新年度を迎える時期でもありますので、その際の心機一転の気持ちが伝われば良いでしょう。
・新年度を迎えましても、変わらぬお付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。
・新年度を迎え、お忙しいことと存じますが、ご返事賜りたくお待ちいたしております。
・若草萌る好季節、皆様のおかれましてはますますのご活躍をお祈り申し上げます。
・風薫る爽やかな時節、皆様のますますのご健勝を心よりお祈り申し上げます。
ビジネスメール結び(締め)の言葉|夏
梅雨による天候不順や気温上昇による暑さなど、体調を崩しやすい季節ですので、体を気遣う文言が多用される時期です。暑さに負けず、夏を乗り切るよう結ぶのが良いでしょう。
・時候不順の折、お風邪など召されませぬようご自愛ください。
・暑熱耐え難き時節、ご自愛専一にご精励ください。
・立秋とは名ばかりの暑さ続きでございます。皆様方のご無事息災をお祈り申し上げます。
ビジネスメール結び(締め)の言葉|秋
秋は爽やかで過ごしやすい季節ではありますが、残暑で蒸し暑い日であったり、秋雨前線の停滞があったり、季節の変わり目であったりとなかなかに体調を崩しやすい季節でもあります。その日その日にあった文言をチョイスして、ふさわしい挨拶をするよう心がけましょう。
・長雨の季節ゆえ、風邪など召されませぬようご自愛ください。
・新秋の折、貴社の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます。
・秋たけなわの好季節、貴社の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます。
・天高く馬肥ゆるの候、ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
ビジネスメール結び(締め)の言葉|冬
季節的には寒さが厳しくなり身体をいたわるような内容のメールが良しとされています。また、年末年始に絡めた挨拶をされるのが、この季節の特徴と言えるでしょう。
・年末に向けてご多忙のことと存じますが、ご返事賜りたくお待ちいたしております。
・心せわしい年の暮れ、お身体にお気をつけて良き新年をお迎えください。
・来年も、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
・本年も変わらぬお付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。
・厳寒の折、くれぐれもご自愛くださいませ。
・暖冬とは申しますが、何卒お身体おいといください。
まとめ
季節ごとのビジネスメール結び(締め)の言葉をお伝えしてきました。
ビジネスメールの挨拶文例|初めての相手に送るときの件名と書き出し
季節を現す文言と新年度や年末年始などのイベントを絡めた挨拶をすれば、いつもの定型的な結びの言葉よりも風情も感じられて良いものです。そこに相手を気遣っている文言をさりげなく入れることで好印象を持ってもらえますしね。
ビジネスはちょっとした気遣いの積み重ねが重要になってきますので、面倒くさがらずこのような結びの言葉に気を使ってみるのも良いでしょう。