ギリシャでは毎年イースターの時期にロケット花火祭りが開催されています。お祭りの名前を聞いただけでも、とても危険なニオイがしますよね。
このお祭りはその名前の通り、ロケット花火を打ち合うというかなり危険なお祭りです。そのすごさは写真を見てもお分かりいただけるかと思います。

出典 http://matome.naver.jp/odai/2138986907167685101
もちろん2017年も開催されますので、本記事ではこちらのロケット花火祭りについてご紹介します。激しいイベントが好きな人は是非チェックしてみてください。
ギリシャで行われるエキサイティングなお祭り
◇ロケット花火祭りの由来

出典 http://matome.naver.jp/odai/2138986907167685101
ロケット花火祭りはギリシャで、というよりは世界的にもかなりエキサイティングなお祭りです。
このお祭りの歴史は長く、19世紀にこの地を制したトルコ人に大砲を没収され、かわりにロケット花火で立ち向かったのが始まりと言われています。
島の人々が、【聖マルコ教会側】と【パナギア・エリツィアーニ教会側】の2手の陣営に分かれ、その2つの教会同士がお互いのロケット花火を打ち合うというすさまじいお祭りです。教会には防護用のネットなども備え付けられており、物々しい雰囲気です。このお祭りの激しさを物語っていると言えるでしょう。
◇使われるロケット花火

出典 http://www.tomorrowearth.com/2008/09/rocket-fireworks.html
使われる花火の数は一晩で約65,000発ということです。とてつもない規模ですよね。
私たちが普段の花火で見るようなロケット花火とは違い、長さは70~80cmもあります。飛距離はおよそ1,000m、時速は220kmと全てが桁違いのロケット花火です。
標的となる教会めがけてこの花火がどんどん撃ち込まれると思うと、想像するだけでもすごい迫力があります。
◆ロケット花火祭りの基本情報
◇開催日時
ロケット花火祭りの開催日時は 2017年4月15日(土) の夜です。
ロケット花火祭りはイースターの前日の真夜中に行われます。イースターは毎年日付が変わるのですが、日にちの決め方は、春分の日の後の最初に満月となる日から数えて最初の日曜日と決まっています。
ですので、2017年のイースターは 4月16日(日) となります。ロケット花火祭りに行けば自ずとギリシャでイースターも体験できるでしょう。
イースターは、東京ディズニーランドで「ディズニー・イースター」が開催されるようになって日本でも耳にする機会が増えました。イースターとはイエス・キリストがよみがえったことを祝う復活祭を意味しています。
ディズニーイースター 2017年の日程と気になるイベントをご紹介
◇開催場所

出典 http://tabizine.jp/2014/07/26/13653/
ギリシャのエーゲ海の東に浮かぶヒオス島で毎年開催されています。世界遺産のネア・モニ修道院があることでも有名ですね。
日本との時差は7時間です。日本がお昼ならヒオス島は朝、日本が夜ならヒオス島は昼、ということですね。
◆ヒオス島の基本情報
◇日本からの行き方
エーゲ海 ヒオス島地図
ヒオス島は、人口は約6万人程度の小さな町です。
ヒオス島に行くには、アテネを経由します。成田空港からアテネまでが約16時間、アテネからヒオス島まではオリンピア航空で約50分です。
ヒオス島の中心街は空港からタクシーで5分程度なので、便利ですね。
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◇ヒオス島内の移動について
ヒオス島は左ハンドルです。左ハンドルでも大丈夫な方はレンタカーを借りると便利ですよ。
街中の道路は狭い道も多いようですが、問題ない程度のようです。島の中央は山地なのでヘアピンカーブも多く、ギリシャの人は飛ばす人も多いので運転には注意してくださいね。
運転はちょっと・・・という方は、タクシーが無難かと思います。
◆まとめ

出典 https://tabimo.jp/363
ロケット花火祭りに参加するなら、完全武装でないと怖いですね。しかし、実際には外は危険なので、室内から観戦するのが無難です。
ロケット花火祭りはギリシャだけじゃない!台湾の過激な旧正月(イッテQ)
今では名物化しているので、ロケット花火祭り目的で観光に行く人もいます。
普段は海に囲まれた美しい町なので、普段の状態とお祭り中を観光してギャップを楽しんでみてはいかがでしょう。