美しい街並みが魅力的なイタリアの街、ヴェネチア。そこでは12世紀から続く、仮面舞踏会のカーニバルが開催されます。世界3大カーニバルの一つでもあり、毎年300万人以上の参加者が集まることで有名です。
豪華なドレスに身を包み、仮面を被った人たちが町中を行き交う姿はまるでタイムスリップしたかのような気持ちになります。
今回は基本情報から楽しみ方、注意事項などカーニバルを全力で満喫するための情報をご紹介していきます!

出典 https://www.hankyu-travel.com
基本情報
◇開催場所・時期、行き方
(1) 開催場所・時期
ヴェネチアカーニバルは開催される期間は1月下旬から3月上旬の2週間で、その年によって開催される時期が異なります。
開催場所はヴェベチア市内ですが、最も賑わうのは市の中心地であるサン・マルコ広場です。
2018年開催時期:2018年2月3日?13日
開催場所:ヴェネチア市内
(2)日本からの行き方
残念ながら日本からヴェネチアへの直行便はありません。
一番人気の行き方は、イタリアのミラノまで直行便があるJALもしくはアリタリア航空でミラノまで行き、そこから国内線や鉄道に乗り継ぐ方法です。ミラノから鉄道でヴェネチアまで行く際は、ユーロスターで約2時間半。金額も25ユーロ(約3400円)と安くおすすめです。
カーニバルの歴史
出典 http://www.matsuyoro.com/
◇ヴェネチアカーニバルが誕生するまで
(1)誕生は12世紀イタリア
ヴェネチアカーニバルは12世紀に戦争に勝利したことを祝うために誕生したとされています。仮面をつけて楽しむようになったのは16世紀頃のルネッサンス時代に入ってからとされていますが、身分に関係なく庶民から貴族までが祭りを楽しんだようです。
18世紀には国力と共に衰退したカーニバルですが、20世紀になってからイタリア政府の支持を得て再開され、今日に至ります。
(2) 現代
現代ではその竜峡的な意味は薄れ、多くの観光客たちと共に楽しむ祭りの要素が強くなっています。特にカーニバル期間中の土日は大変混雑し、お祭り騒ぎになること必須です。世界三大カーニバルの一つとして有名ですから、世界中から中世イタリアの雰囲気を楽しみにやってきます。
楽しみ方・見どころ
出典 http://yuuma7.com/
◇ヴェネチアカーニバルを全力で満喫しよう
(1)楽しみ方
楽しみ方は実に様々。仮装している方たちと写真撮影をするのもよし、カフェに入ってお茶をするのもよし。もちろん自分も仮装しても良いし、見ているだけでも十分楽しめるでしょう。
もし自分も仮装がしたい!ということであれば、現地にたくさんコスプレ衣装用のお店がありますので現地調達も可能です。
(2) 注意点
一つ注意が必要なのは、「ただのコスプレ大会」と勘違いしないこと。着物を着ていたり、アニメのコスプレをしていたりすると浮いてしまいますので気をつけましょう。舞台は中世イタリアだということを忘れないようにしましょう。
(3) 見どころ
カーニバルの目玉として有名なのは、最終日に行われる仮装コンテスト。創意工夫を凝らしたドレスやメイクを身にまとい、様々なアピールをする光景はまさしくマスカレードの醍醐味と言えるでしょう。
もう一つ、ヴェネチアで選ばれた12人のマリアがお揃いの服を着て行う「12人のマリアのパレードとコンテスト」は必見です。いわゆるミスコンのようなもので、12人のマリアに選ばれること、そしてその中で一位に輝くことは、ヴェネチア女性の憧れだそう。
中世イタリアにタイムトリップ!
小さい頃、一度は憧れたことがある、中世ヨーロッパ貴族の世界。
歴史ある華やかな世界に、ぜひタイムトリップしてみてはいかがでしょうか。