時々、恋愛漫画を見たくなる時ってないでしょうか。胸をどきどきさせるような青春や、わくわくするようなラブストーリーを通して、「ああこんな恋愛ができたらなあ」「マンネリした日常から解放されたい」と思っている方も多いはずです。
今回は大人にもお勧めできる恋愛漫画ということで、ストーリーや内容、見どころを含めてご紹介したいと思います。あの頃の甘酸っぱい感覚や、日常感に近い描写を通じながら、ぜひあなたが主人公や登場人物になった気分でご覧ください。
アオハライド – 咲坂伊緒
中学から高校にかけて動いていく双葉と洸の恋愛物語です。中学の頃はお互い両思いだったのに、思いを伝えられないまま洸が転校してしまい、その後高校で二人は再会。
全く違う雰囲気になり、双葉を初めは寄せ付けない洸だが、距離がまた離れて、近くなっていって・・・というのが流れです。中学・高校の多感な思春期をうまく言葉で表しながら、過去をお互いが見つめていきます。
その中で互いが成長していく姿と恋の動きは、昔過ごした高校時代を思い出させ、懐かしいような気分にもさせてくれます。あの頃の青春を思い出したい方はぜひ。
はちみつとクローバー – 羽海野チカ
出典 http://banana-house.blog.so-net.ne.jp/
大学生の恋愛模様を映す青春ラブストーリーです。将来の不安や美術を通して得られる美意識などが恋愛と絡んで切なさや感動を感じさせる作品です。
5人の登場人物が描くそれぞれの恋愛模様の動きに目を離せず、おのおのが深く悩みながらも、もがきながら成長していく姿はまさに青春。片思いが実らなかったり、好きな人が他の人を好きになっていくシーンなど、胸が引き締まり、涙が出そうになる部分も。
恋愛をしつつもそれぞれの針路を探って「答え」を導いていく様子は、何かに迷っているときに見るのもおすすめです。
サプリ – おかざき真里
広告代理店勤務の主人公ミナミが自分の在り方や恋愛を探っていくストーリーです。リアルな広告業界を表現しているので、より現実感にあふれた内容にもなっています。
ハードワークの中でも仕事をバリバリに進めるミナミですが、恋愛には不器用。そんな中でちょっと生意気な勇也と出会い、周りの恋愛模様も進んでいく・・・というストーリーです。
この作品が特におすすめな理由としては心情の描写が鋭いというところです。なんとなく普段から感じているけど、表に出てこない複雑な感情を細かく表現しているからこそ、今現在の「本当の自分」に近づくことができ、共感できるのかもしれません。
きょうは会社休みます。 – 藤村真理
大人女子の「あったらいいな」を実現してくれる作品です。ヒロインの花笑は33歳でまだ恋愛経験がありません。そんなまじめに働く彼女の前に急に表れたのが田野倉君。
恋愛にウブな花笑をエスコートしていきます。両親に紹介をし、同棲をし、時々波乱もありますが着々に二人の仲がどんどん深まっていく様子は安心感さえ感じさせます。花笑の恋愛に慣れていないおぼつかなさがかわいいと感じさせられつつも、「ああこんな彼氏いたらなあ」と思わせる田野倉君のかっこよさが際立っています。
脳内ポイズンベリー – 水城せとな
出典 http://cocohana.shueisha.co.jp/
優柔不断な30歳の主人公いちこの中で繰り広げられる脳内会議を描写した作品です。恋愛を通じて脳内が荒れるは荒れる、究極のラブコメディになっています。
一番のポイントは、脳内会議で出てくる5人の個性。ポジティブ、ネガティブ、書記担当などが様々な役割があって、面白味があります。様々な会議を繰り広げながら恋愛模様が進んでいく様子に共感できる女性も多いはずです。
恋愛したいけど、ライトな漫画が見たいと感じる女性はもちろん、「女の子はこんなときどう感じるの?」と悩む男性にもおすすめの漫画です。
まとめ
恋愛漫画ひとくくりとはいえ、より個性的な作品が増えている印象です。現実にちかいタッチで描かれている作品はより精緻にストーリーが描かれていたり、青春の恋愛であれば、登場人物の複雑な感情を「このときこう思っていた」と強く感じることができ、読者をひきつけるような作品もありました。
その時々の自分の感情に合わせて、懐かしさに浸るか、よりリアルか、それともコメディタッチな漫画かを選ぶのもいいでしょう。映画やドラマ化されている漫画も多くありましたが、より心のつながりや感情を感じることができるのはやはり漫画だと思います。
ぜひあなたも恋愛漫画を手に取って、あの頃の感情に浸るとともに、今後の恋愛の参考にしてみませんか。