祝祭日は国によってことなりますが、スペインのマドリード市には聖イシドロの日 (Día de San Isidro)という祝日があり、その日には聖(サン)イシドロ祭が開かれます。

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祝日として祝うお祭りだなんて、なんだか気になりますよね。聖イシドロ祭はどのようなお祭りなのでしょうか。
気になる内容をご紹介しますね。
基本情報
◇開催場所

出典 http://wikitravel.org/ja/マドリード
聖イシドロ祭りはスペインのマドリード市の各地で行われます。アトレティコ・デ・マドリのホームグランドの近くにあるエル・エルミータとよばれている地区は特ににぎやかなようです。
◇アクセス方法
日本からのマドリードへの直行便はないので、ヨーロッパのどこかの都市で乗り換えをする必要があります。
飛行機で乗り換える場合はフランスのパリ、イギリスのロンドン、ドイツのフランクフルト、イタリアのローマなどがありますよ。乗り換え時間も含めて日本からマドリードまでは18時間程度です。
時間に余裕がある場合は近隣のヨーロッパ諸国の都市から電車やバスもありますが、何時間もかかるため、飛行機が無難かと思います。
旅行計画を立てる場合はその日程に合わせて、どこを経由する便が都合がよいか検討するとよいでしょう。
◇開催日時
聖イシドロ祭はマドリード市の祝日でもある 5月15日 に毎年開催されます。
2016年は日曜日なので、マドリード市では翌日は振替で祝日となりますね。
聖イシドロ祭にちなんで、マドリードの闘牛場では5月15日前後では毎日闘牛が行われるようです。
聖イシドロ祭の気になる内容
◇マドリードの伝統的なお祭り
聖イシドロ祭では屋台や仮設レストランがたくさん並びます。マドリードの人々は音楽を楽しんだり、踊りを踊ったり、もちろん食を楽しんだりします。
町のあちこちで催しも開かれ、食べ物以外は基本的にはタダで楽しむことができますよ。
◇守護聖人 聖(サン)・イシドロ

出典 http://ameblo.jp/stella-kaoruko/entry-12110184417.html
そもそも、聖イシドロというのは、数々の不可思議な偉業を成し遂げた人としてスペインでは有名な守護聖人であり、実在した人物です。
イシドロの息子が井戸に落ちてしまい、お祈りをすると井戸の水が増えて、息子が浮いてきて助かった、というのが代表的なお話ですね。
サン・イシドロ教会も存在し、そこにはサン・イシドロの聖遺物が奉られていますよ。
聖イシドロ祭はその名の通り、守護聖人サン・イシドロを祭るお祭りなのですね。
◇闘牛

出典 http://blogs.yahoo.co.jp/nans1go/25729379.html
聖イシドロ祭では闘牛も有名です。
聖イシドロ祭の前後ラス・ベンタス闘牛場で連日闘牛が行われ、規模は世界最大とも言われています。
日本では人と牛の闘牛はお目にかかることができないので、訪れる際はぜひ見てみたいものですね。
◇民族衣装

出典 http://tabisuke.arukikata.co.jp/album/19229/items/zoom/208506?page=17
地元の人々は子供から年配の方までマドリッド地方の民族衣装を身に着けてお祭りに参加します。
男性衣装はチュラーポ(Chulapo)、女性衣装はチュラーパ(Chulapa)と呼ばれます。
それぞれ「下町の伊達男、粋な女」という意味だそうですよ。
日本でいう浴衣のような感覚でしょうか。かわいらしいですね。
まとめ
聖イシドロ祭についてお伝えしました。如何でしたか?
日本で浴衣を着て夏祭りに参加したり、盆踊りを踊る感覚と似ているお祭りかもしれませんね。
その国の文化に触れ、その土地の人々の習慣に触れるよい機会です。
マドリードへ旅行に行きたいと考えている方は、聖イシドロ祭が開催されるタイミングを狙ってみてはいかがでしょうか。