何かと長寿の話題に挙がりやすい国の一つにブルガリアがあります。
私たち日本人が持つブルガリアのイメージは、とにかくヨーグルト食べてそうって言うイメージですよね。そのヨーグルトがどうやら長寿にそこそこ関係しているらしいのです。
今日はTBSテレビ「世界ふしぎ発見」からのコメントも交えながらヨーグルトと長寿の関わりをご紹介していきます。
ブルガリアってどんな国?

出典 http://www1.gyb.co.jp/tourlist/
ブルガリアはバルカン半島に位置する東欧国家です。
南にギリシャやトルコがあると考えると分かり易いですかね。
人口は約750万人。面積は北海道より少し大きい程度です。
有名なのは先述の通りヨーグルトですね。相撲ファンの方なら、ブルガリア出身ということで琴欧州関を思い浮かべる人も多いでしょう。
ただ、ブルガリアは、ヨーロッパの原風景が凝縮されており4000年の歴史を感じれる場所でもあるんです。旅好きや歴史好きな方も満足できるオススメの旅行スポットでもあります。
ブルガリアはかつての長寿大国
20世紀初頭の調査によると、長寿人口の割合はドイツ・フランスで100万人に2人、スイス・イギリスでは1人でした。ところが、ブルガリアでは100万に対して426人という結果となり、当時の関係者を驚かせました。
この時、長寿の秘訣として注目されたのがブルガリア人が主食としていたヨーグルトだったのです。
当時の研究者メチニコフはヨーグルトの乳酸菌が腸内の腐敗菌を抑制する働きがあると発表し、その後の研究に大きく寄与したと言われています。
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スモーリャンの長寿村

出典 http://www.asahi.co.jp/tsalad/monthly/20090912.html
長寿の人が多いことで知られるスモーリャン州。ここの80歳以上高齢者の割合は世界的にもトップレベルと言われています。
ここでは自家製のヨーグルトが伝統として残っており、お年寄り自ら率先してヨーグルトを作っています。
20世紀後半以降は決して平均寿命が長いわけではないブルガリア。その中でも、スモーリャン地方は今もなお長寿の村として輝き続けています。
それは、長年受け継がれてきたこの自家製ヨーグルトのおかげなのかもしれません。
ブルガリアのヨーグルト食

出典 http://www.nakagaki.co.jp/bg2.html
日本ではデザートのイメージが強いヨーグルト(と言うかそれ以外のイメージがない)。ブルガリアでは、ほぼ主食と言っても良いでしょう。
ヨーグルトにニンニクを入れてみたり、ちょっと考えられない組み合わせが普通にあるようです。ただ、これがなかなか美味らしく。興味のある方は是非ご家庭でも試してみてください。
他にもレシピは幅広くあり、ヨーグルト自体もヤギや羊のミルクを使ったものもあり、ヨーグルトへの愛着がすごいです。
まとめ

出典 http://mery.jp/163736
ブルガリアのヨーグルト文化如何でしたか?ここまでヨーグルトづくしとは驚きですよね。
ちなみに、ヨーグルトはブルガリア人の3つの宝の一つ(あと2つはキリル文字とブルガリア聖教)とされています。ここまで健康や長生きに貢献しているわけですから、国民の宝とまで言われるのも納得ですね。
今一度、ヨーグルトのありがたみを再認識して、色々なレシピを試してみるの面白いかも知れませんね。