真夏の自転車の祭典、ツール・ド・フランス。最近、日本でも自転車を趣味にする方が多くなり、このイベントもかなり知られるようになってきましたね。
ヨーロッパでは自転車自体が非常に人気が高く、取り分けツール・ド・フランスはグランツールの一つであり、世界最大の自転車レースとしても世界的に有名です。
今回は、世界中が楽しみにしているツール・ド・フランスの見どころをご紹介していきますね。
ツール・ド・フランス|2016年の日程とコースをご紹介
ツール・ド・フランスとは?
この名称は、フランス語で フランス一周 の意味があります。
熱狂的なファンが世界中に存在する、世界屈指のスポーツ競技会です。180以上の国と地域でテレビ放送されており、その内60ヵ国が生中継という世界的にも非常に人気のある自転車レースなのです。
レースは全21ステージあり、何と3週間にわたって戦いが繰り広げられます。その間、休養日は2日だけ。かなりハードなレースなのが分かりますね。
[adsense]
2016年の開催場所
基本的にフランス国内でのレースが中心ですが、イギリス・イタリア・スペインなど周辺国がステージになることもあります。
2016年はフランスのモン・サン・ミッシェルからスタートし、スペイン、スイスを経て、パリのシャンゼリゼ大通りまでがステージとなります。
◇アクセス
パリからスタート地点のモン・サン・ミッシェルまでのアクセスですが、TGV(フランスの超特急列車)とバスを利用するのが最も簡単な行き方です。
TGVで、モンパルナス駅~レンヌ駅までおよそ2時間半。バスで、レンヌ~モン・サン・ミッシェルまでおよそ1時間で到着します。
2016年の開催日程
2016年は 7月2日(土)~7月24日(日) までの日程で行われます。
全3週間に及ぶ長丁場ですので、見どころや山場が至る所に用意されています。総距離は3519kmと、非常にハードな戦いとなっております。
詳細は後述しますが、山岳区間が連続する大会中盤である程度の態勢が固まるとみられています。
ただ、こんなきれいな景色の中でのレースですから、見ている方は楽しいでしょうね。レースと景色を一緒に楽しめるのが、ツール・ド・フランスのいいところかもしれませんね。
ツール・ド・フランスの走行コースと見どころ
これが走行コースとなります。先述しましたが、 モン・サン・ミッシェル からスペイン、スイスを経由して、 パリ までを21日間で争います。
見どころは、山岳区間の熾烈な戦いです。最初の山場は7月10日の第9ステージ、標高2240メートルのアンドラ・アルカリスでしょう。その後、7月14日の第12ステージでは、中盤最大の死闘、場合によっては今大会最大の山場になる 死の山 モン・ヴァントゥへのアタックがあります。
ここは、フランス最難関の峠であり、数多くのドラマが演出されてきました。残念なことに、かつてイギリスの名レーサー トム・シンプソン がレース中に死亡した場所でもあります。それほど過酷な場所であり、選手の体力・精神力は極限まで追い込まれることでしょう。
ここで総合争いはある程度絞られそうですが、この後も油断のできない山岳区間がいくつも待ち構えています。幾多の難関を制覇したもののみがゴールのシャンゼリゼ大通りで栄冠をつかむことになります。
2016年はどんなドラマが見られるのか、今からワクワクが止まりませんね。
まとめ
いかがでしたか。ツールドフランスの魅力が少しは伝わったでしょうか。
21日間にもわたって、3500km以上もの距離を、本場のアルプスを超えながら走るというとんでもなく過酷なレース。もちろん、これだけ苦しいレースだからこそ勝利の味もまた格別なのでしょう。
2016年も熱いドラマが見れることを期待せずにはいられません。