「大西洋の真珠」と呼ばれるマデイラ島は、ヨーロッパで愛されているリゾート地のひとつです。
そんなポルトガルのはるか南西にマデイラ諸島では、毎年「花祭り(フラワーフェスティバル)」が開催されます。

出典 http://blog.livedoor.jp/curiosita/
その様子は、まるで妖精の国に迷い込んだかのようです。みなさまも是非、幻想的な花のお祭りをお楽しみください。
マデイラ島ってどんなトコ?気温は?行き方は?
マデイラ島はポルトガルの首都リスボンから南西に1000km離れた島です。
人口はおよそ14万人。面積は最大の島で741㎢で、奄美大島と同じくらいの大きさです。ヨーロッパの観光客が多く年中賑わっている島です。日本では、サッカーポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウド選手の出身地として知られていますね。
ワインと刺繍が有名で、取り分けマデイラ・ワインは非常に人気があります。500円くらいの手頃なものから揃っていますので、お土産としては最適でしょう。
一方、刺繍は若干お値段が張りますが、とてもきれいで見栄えがします。専門店も多く、1000円程度のものから数十万円するものまであります。
◇マデイラ島の気温
マデイラ島は別名 常春の島 とも呼ばれています。平均気温は20℃前後と非常に過ごしやすい場所です。
その中でも 5月~8月 は雨も少なく、観光にはベストな時期と言えるでしょう。
◇行き方

出典 http://blog.travair.jp/
「ヨーロッパの人々のリゾート地」であることから、ヨーロッパ各地から直行便が出ています。日本から行くのであれば、ヨーロッパを経由して行きましょう。
「花祭り」を観光するのであれば、フンシャル空港が最寄りになります。所要時間は、乗り継ぎ時間もふくめて 17.5〜20時間 くらいです。
日本とポルトガルを結ぶ直行便がないため、最低1回は周辺都市で乗り換る必要があります。一般的には、ヨーロッパ系の航空会社もしくは日本航空や全日空を利用することになります。
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マデイラ島の風景街並み

出典 https://retrip.jp/
♢市街地
北側に山があるため、市街地は東西に長くなっています。そのため急斜面が多いです。西側には高級ホテルや豪華な家が建ち並び、東側には旧市街やスーパー、民家などが軒を連ねています。
教会や市役所は中心部にあります。ホテルから大通りへ向かう途中には、現地ならではの商店街やフラワートンネルがたくさんありますので、散策がてら風景を眺めながらゆっくりと楽しむのがオススメです。
◇アリエイロ山
マデイラ島にある名峰で、標高は1800mあります。
トレッキングとしても有名で、雲海や夕日はマデイラ島でも屈指の光景と言われています。頂上で見る雄大な景色は、胸を打つに違いありません。
♢おとぎのトンネル
マデイラ島では、このような不思議なフラワートンネルがたくさんあります。是非、ご自分の足で歩いていろんな場所を見つけてみてくださいね。
花の楽園でしか見られない可愛い風景にきっと出会えることでしょう。
花祭りの見どころや楽しみ方
出典 http://blog.livedoor.jp/curiosita/
◇花祭りの日程
マデイラ島で一番大きな街・フンシャルには、むらさき色の花を咲かせる木がたくさん植えてあります。ジャカランダという名前のこの木は5月頃が咲きどきで、「花祭り」の日程もちょうどその頃にあわせておこなわれます。
日程としては 5月初旬 で、日本だとゴールデンウィークにあたるでしょうか。2日間にわったておこなわれ、1日目は子どもを対象としたイベントが中心となります。
夜には、前夜祭のようなものがおこなわれます。2日目は夕方から大通りでパレードが、夜には広場でショーが開かれます。
♢メインは2日目
2日目のパレードでは高級ホテル街から大通りを東に向かい、大聖堂を通り市役所広場まで続きます。
出典 http://europe.kawadouro.com/Portugal/
島中が総出で参加し、お祭りを盛り上げます。主に子どもと女性が踊りながら歩くのですが、花や蝶を連想させる衣装をかわるがわる見ることができその 衣装の美しさ と旬の花で飾られた 山車の華やかさ に圧倒されることでしょう。
その様子は、温暖なマデイラ島文化の縮図を見ているかのようで、見物客を楽しませてくれます。
お祭り自体は派手で非常に華やかなのですが、騒ぎを起こすような観光客もいないため雰囲気が非常に良く、新婚旅行で行くのも良いかもしれませんね。
まとめ
ここまで、マデイラ島の花祭りをご紹介してきました。
日本ではマデイラ島そのものがあまりメジャーでないため、このお祭りもそんなに知られていません。花の楽園と言われる島に恥じない、素晴らしいお祭りの様子が少しでも伝わっていれば幸いです。
風光明媚なこの島の魅力が凝縮された花祭りを体験して、癒しのひと時を過ごされてみてはいかがでしょうか。