ただただトマトを投げ合うだけのお祭りがあるのをご存知でしょうか。
日本ではちょっと考えられないこのお祭り、スペインで毎年開催されているのです。イッテQでもジャニーズの皆さんが暴れていましたね。
今回はこのかなり荒いお祭り、トマト投げ祭り(ラ・トマティーナ)をご紹介します。
トマト投げ祭りって?
毎年8月末の水曜日にスペインで開催される収穫祭のことです。スペイン語でラ・トマティーナと呼ばれ、トマトをひたすら投げ続けるお祭りです。特筆すべきはその量でしょう。毎回130トンのトマトがこのお祭りのために消費されています。
由来
由来は諸説ありますが、一番有名なのは八百屋の前でけんかしていた若者がトマトを投げ合い、それを見ていた見物人もトマトを投げ、いつの間にか回りの人たちが全員でトマトを投げ出したという。これを習慣化したものが現在まで続いているというものですね。
出典 http://vamos-online.co.jp/blog/
あまりにもエスカレートし過ぎて、市が禁じた時期もあったのですが、現在はルールも制定されて公認のイベントになりました。
開催場所
スペインバレンシア州の ブニョール という小さな街で行われます。
人口1万人に満たない街で4万人が参加しますので、混雑ぐあいは容易に想像できるでしょう。
行き方

出典 http://www.skygate.co.jp/
最寄り空港はバレンシア空港になります。成田・羽田空港からパリ経由でバレンシア空港に行くのが最も楽なルートですね。ただ、バレンシアに行く航空会社が少なく乗り継ぎで大抵は待たされます。
乗り継ぎのタイミングに左右されるため、フライト時間は 15~20時間 をみておくと良いでしょう。
ブニョールまでは空港から電車で1時間弱です。
ブニョールはかなり早い時点で宿は埋まりますので、観光の観点からもバレンシアに宿をとるのが良いでしょう。バレンシアは大きい街ですので完全に埋まることはありませんが、この時期になると宿が高騰します。早めに宿は押さえておくことをお勧めします。
いつやるの?
毎年8月末の水曜日に開催されます。2016年は 8月31日 ですね。
お祭りは、前夜祭 ⇒ パロ・ハボン ⇒ トマト投げの順に行われます。
パロ・ハボンというのは石鹸で塗りたくられた長い棒を登ってハムを取り合うイベントです。
いちおう、誰でも参加権があるようですので、興味がある方は参加されてみてはいかがでしょうか。かなり危険な気がしますけどね。。。
これが終わると1発の号砲とともに、お祭りの始まりです!
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トマト投げ祭りの見どころや楽しみ方
パロ・ハボンで勝者が確定するや否やで、そこら中から「トマテ!トマテ!」と声が上がります。号砲が鳴り響くと1時間のトマトの投げ合いがスタートです。トマトを大量に積んだトラックからトマトが参加者に配られ(もとい投げられ)ると、街中がトマトの合戦場となりあっという間に一面が真っ赤になります。
そして、いたる所にトマトの川が出来上がります。
川ではこんな風にウォータースライダーもできてしまうのです。
祭りの時間は1時間しかありませんので、遠慮や躊躇をしていてはモッタイナイです。トマトの場所はいち早く確認し、すぐ確保できるようにしましょう。バーゲンのおばさまと化してトマトを奪いに行きましょう。
楽しみ方は トマトを拾って投げる! これだけです。シンプルに大胆に、日本での自分は忘れてフルテンションではじけましょう。
ちなみに、混雑に乗じてスリや痴漢もいるそうですのでこちらはしっかり注意しましょうね。まぁ海外のあるあるということで。
まとめ
ちょっとスリリングなお祭り、トマト投げ祭りをご紹介してきました。
出典 https://www.rankingshare.jp/
日本にいると経験できないお祭りですので、スペインに行かれる方は是非参加して頂きたいですね。ハチャメチャなお祭りですが、日頃のうっぷんを晴らすには最高の機会になると思います。
もしかすると、普段とじこめていた自分に出会えるかもしれませんよ。